司法書士の筆記試験

書類作成などの法律事務を行うためには司法書士試験に合格して国家資格を取得することが第一条件です。試験は筆記と口述があり、筆記に合格した人だけが口述を受けることができます。

司法書士の筆記試験は毎年7月に行われ、午前の部（2時間）と午後の部（3時間）に分かれています。午前の部では多肢択一式の35問をマークシートで解答し、科目は憲法、民法、商法、刑法の4科目となっています。
 

即戦力として

司法書士の求人は資格を既に持っている人と国家試験受験の勉強をしている人の両方にあります。既に資格を持っている人は即戦力として雇用されることも少なくありません。

受験勉強中の人は実務経験を積みながら試験に出る内容を勉強できるようになっています。
しかし業務の内容によっては勉強する時間が不足する場合も懸念されます。
 

求人について

人材を求める情報は新聞の求人欄、司法書士資格取得の学校、インターネット上で収集することができます。資格取得の学校ではホームページに人材募集コーナーを設けています。

最近では派遣会社にも人材を求める広告がたくさんあり、多くの派遣会社のサイトでも情報の詳細を見ることができます。また転職情報のサイトでは認定などの有資格者を求める広告が比較的多く掲載されています。
 

司法書士の求人は増える傾向

業務内容の拡大に伴って司法書士の求人は増える傾向にあります。悪質商法や詐欺などから高齢者を守る成年後見制度や少額の簡易裁判訴訟代理などの業務が増えたことで、人数が足りなくなっているからです。
しかし業務の質が変わってきたことで、司法書士の求人情報では認定資格保持者を求める広告が多くなっています。有資格者を増やすことで専門分野に分けて担当することが可能だからです。